●疾れ!センチュリオン
〜第1話 衝撃のタイガーT〜

●すべてはオクタマから始まった
●発端となった24時間タイガーT
 (画像提供:あいば氏)
 2000年夏,タミヤの「1/16タイガーT」が発売されました。4チャンネルフルアクション,定価で9万8000円という天文学的な金額から,発表時は殿上人の玩具かと思ったものです。ところが我が師匠のあいば氏が購入に踏み切るという快挙(一般的には暴挙)を成し遂げました。これは何としても完成させてもらわなくてはなるまい,あいば氏の魂に打たれた精鋭模型メンバーがオクタマ大会会場に集結し,24時間で完成させたのは記憶に新しいところです(漂流旅記:24時間でタイガーを作ろう) 。

 さらに追い打ちをかけるようにSF小説家の野尻さんがマルイの1/24ラジコン90式戦車を購入。レーザーサイトは付くわ,TVカメラは搭載されるわ,大変な盛り上がりぶり(野尻抱介 リファレンスマニュアル:出撃っ! 猫耳90式戦車)。もうじっとしていられません。

 実は子供の頃から,戦車でのバトルには大変な憧れがあり,過去に何度もリモコン戦車を作っていました。2chのリモコンに始まり,3chの砲旋回型,砲身固定の発射機構付きを経て,最後はラジコンまで進みました。しかし一人で作っても相手がいなくては遊べず,かといって2台作るパワーもないまま,現在に至っておりました。しかし,今なら相手がいます!これは何としてもラジコン戦車を作らねば!タイガーとも90式とも渡り合える戦車を作らねば!と奮起したのが夏の終わり頃のことでした。


●センチュリオンとの巡り会い
●センチュリオン中戦車のパッケージ。
 あのドラゴンワゴンよりデカイです。
 同じ物を買えば済む話ですが,しかしまあ,高い! 過去の資産を引きずる私には4chプロポをこれ以上増やすのは堪らないものがあり,なんとか手持ちのパーツを流用して安く上げられないだろうか,という方向に向かいました。

 まずはスケールです。1/35で組めばキットも豊富なのですが,小さすぎてRC化は難しそうですし,そもそも相手してもらえません(踏まれてしまいます)。かといって1/16のキットは大きすぎて完成後の置く場所にすら困りそう。なにかいいキットはないかとYahoo!オークションなどを探し回っているうちに,プラモデル黄金期にタミヤが1/25戦車シリーズを出していたことを知りました。

 最初はM4シャーマンをと考えていたのですが,タマ数が少ない上にかなりのプレミアが付いています。最終的にはセンチュリオンに狙いを定めました。比較的最近に再販がかかった製品で,出回っている数の多さとパーツの出来の良さが判断理由です。古いキットを得意とする専門店をいくつか回ったのですが,意外なことにさくらやで売れ残りを発見。5600円(ポイント付き)で購入できました。俄然やる気が出てきて一気に製作開始となりました。