ベースホワイトで下地を造り,シャドウを吹き始めた頃です。なんだか国連軍みたいですが。

●疾れ!センチュリオン
〜第5話 そして猫耳戦車へ〜

●2号砲塔の製作
 最後に待っていたのは楽しい加工です。そう,猫耳戦車仕様の製作です。ここまでの作業のエネルギーの原動力となってくれた猫耳戦車への恩義に報いるべく(?),体力を振り絞って専用砲塔をもう一組造り始めました。実はかなり早くから猫耳仕様砲塔は考えていて,この時点ですでにセンチュリオンの予備砲塔パーツを一式揃ってました。2回目は失敗も試行錯誤もないのですぐできました。

 砲塔の上下ギミックはひどく手間がかかったので,2号砲塔では諦めました。そのかわり,キューポラから顔を出した戦車兵を左右に振り向かせるギミックを搭載してみました。本来砲身の上下を行うべき右の上下スティックで体を左右に振れます。これで索敵もバッチリ?

 乗員も作りました。とはいえフィギュアのスクラッチは経験が無いのでユージンのガシャポンの流用です。野尻さんも苦労されていましたが,1/25の人形となるとかなり小さく,実スケールで合わせられるものはほとんど存在しません。結局お眼鏡にかなったのは,カードキャプターさくらの制服仕様です。これでもやや大きいですが,ポーズが戦車兵っぽかったので採用しました。最初はイギリス戦車兵に改造,と目論んでましたが,なんかもったいなくて中止。猫耳だけ付けて,修正は継ぎ目消し程度に留めました。

●ディティールアップと塗装
奥にこっそりあるのは昔作ったM8です。
●車輪を外して塗装開始〜。
 さて,ここからはようやく普通のプラモデルの製作がスタートです。センチュリオンのキットは1969年と大昔のため,細部のディティールは相当へなちょこです。とはいえ,技術目標であったメカニズム的な部分がほぼ完成してしまったので,いまいちディティールアップに力が入りません。結局行ったのは真鍮パイプによる手摺り類の作り直しと通信アンテナブラケットの真鍮線によるスクラッチ(1号砲塔のみ),牽引用ワイヤーの金属ワイヤーへの交換,などです。金属ワイヤーは折り曲げが効かなくて苦労していたのですが,たけぞうさんに相談したら,ガスコンロであぶって,ひょいひょいと曲げて見せてくれました。焼きなますと柔らかくなるそうです。うーん,さすが。

よく見えませんが,手摺りはスクラッチしてあります。
●質感表現を強調して塗装してます。
 最後に塗装です。下塗りして,シャドウを吹いて,基本色を吹いて,明るい所をドライブラシで起こし,さらにエッジを立てて完成。特に変わったことはしていないのであまり長くは書きませんが,戦車はツーリングカーに較べて経験が浅く,おまけに慣れないスケールだったので結構手間取り,2度ほど塗り直しました。

MD-5000で印刷してみました。生産中止とは残念です。
●1/25と1/35で刷ってみました。
 そして,ようやく念願の猫耳戦車デカールの貼り付けです。ニュースページでも書きましたが,アルプス電気の熱転写プリンター「マイクロドライ」シリーズを使ってデカールを作ります。データは猫耳戦車隊のイラストレーターである近藤さんに特別に頂いた本物です。本当にどうもありがとうございました。デカールはWAVE製のクリアデカールを使いました。印刷したい図形のマスクを造り,これをベースホワイトと呼ばれる下地印刷ようの不透明な特殊インクを使って印刷しておきます。

被弾経始が優先される時代の戦車だったので,マークを貼るところが少なくて大変。
●デカールを貼ってみました。
 このとき「オーバープリント」設定をオンにしておくと,デカールは排紙されず,端で止まります,あとはこの状態で4色インクに交換して再度印刷します。

 マスクはPhotoshopなどのレイヤーが切れるフォトレタッチソフトを使い,レイヤーの表示オンオフを使ってマスクと画像を印刷するとよいでしょう。こうすると全くと言ってよいほど,ズレが発生しません。うちのプリンターはやや不調で黒がかすれますが,たまたま出来のよいのが取れたので,それを使いました。
●で,遊ぶ
 さて,出来上がったところで遊んでみました。キャタピラで不整地を越え,ウニョンウニョンと伸び縮みする脚輪を眺め,一人悦に入っております。しかし,それだけ。難しい4chの操縦をマスターする,という楽しさはありますが,本来考えていたような遊びは一人では出来ず,当然ちっとも楽しくありません。どなたかマルイの90式あたりで遊んでください。当方40MHz帯です。