"98.08.19"Issue
陸戦研,中期開発計画を変更
遠隔操作戦車の完成目標を先送り
第6回評技会をメドに量産目指す

 陸上戦略技術研究所は8月19日,開発途上にあった多チャンネル遠隔操作戦車の開発計画を一時延期,完成目標を第6回以降の奥多摩総合評技会に変更した。
 同戦車は陸戦研がミツワモデルよりキット購入,その後独自改良が続けられているもの。キットでは弾頭発射のために右後進が出来ないが,弾頭発射用に独自モーターを新たに搭載(右写真),高精度のギア設置加工を施すことで,従来の倍近い毎分200発前後の弾頭発射が可能となる。

 今回開発が見送られる原因は,同研究所の進めるベレッタ92FS用レーザー照準器の開発が急務となったため。9月上旬にオクタマ島近辺で局地戦が勃発するおそれがあり,周辺勢力がガスライフルなどを投入した場合の対抗策として備える必要が出てきている。

 陸戦研主任研究員の話では,「開戦の確率はそれほど高くないが,状況次第では即実戦投入出来るよう,レーザー照準器の開発に力を入れるべき時期だ」としている。


 多チャンネル戦車は,現在試験用回線にて試射テストに成功。単発射撃用のマイクロスイッチの取り付け手法の確立に向けて開発が進んでいた。開発完了と共に桜川重工に技術移管し,対戦用に2輌目以降が量産される予定だった。