"98.08.24"Issue
ILMA-MRCフル操業体制へ移行
FORD ESCORT WRCの完成目指す
部品納入のタイミングがカギ

 ILMAモーターレーシング・カンパニー(ILMA-MRC)は8月23日より,午前と深夜に作業を繰り返すフル操業体制に移行した。9月5日に予定されている第5回奥多摩総合評技会までこの体制を維持する。フル操業体制にシフトするのは第2回評技会でPorsche911GT1を制作して以来2回目。

 現在ILMA-MRCでは,FORD ESCORT WRCおよび,第5回レース用の新ワークスカー制作作業が進行している。しかし,表面加工に新工程を導入したESCORTが作業日程を大幅に狂わせており,フル操業体制へのシフトへと踏み切らざるを得なくなった。


 工場長によれば,ESCORTの表面加工はほぼ完了しており(右写真),シャシー作成工程がすでに始まっている。「もともとパーツ数の少ないキットなので今後計画が狂う要素は少ない」としている。しかし,シャシー製作冒頭でエンジンパーツのマスキングに問題が発生しているほか,紛失したタイヤマークの納品待ちなど不確定な要素も多く,完成するかどうかは依然予断を許さない。

 一方,これとは別に第5回レース用の新ワークスカーは基本構成が固まった。ザウバー・ソニックの兄弟車両として,その名も「カルソニック・マグナム」となる見通し。もともとこちらは一般クラスのため,特殊改造は施されず,開発時間のほとんどはボディワークに投入される模様だ。