"98.08.31"Issue
新オクタマサーキットが竣工
立体交差の改良工事が完了
最高速度での転倒事故低減を目指す


 オクタマサーキット運営事務局は8月30日,新型の立体交差コースが竣工したことを発表した。第5回奥多摩総合評技会で開催されるレースより同コースを使用する。  このコースは従来問題となっていたレーンチェンジ時の事故を防止する目的で開発されたもの。登坂の後に直線区間を延長したことで,姿勢が安定したあとにレーンチェンジが始まる形となった。登坂ジャンプによる到達距離が1mに達するまで安全なレーンチェンジが可能となる。

 竣工がレース開催直前まで遅れた理由は,立体交差よりも,アンダーパスの部分にある。元のコースがカーブの途中で分割されていたため,そのまま延長することが出来ず,なめらかなS字を描いたコースを新規作成する必要があった。

 新規追加されたS字コースはスチロール段ボール製。専用の接着剤により,溶接処理がされている。分解が可能で,移送にも考慮した。延長された立体交差は1レーン分で,オーバルを組んだ際パーツに無駄が出ないよう,配慮がされている。設置時には側壁をなめらかにするための工作用紙による内壁が追加される。このほか細部のテーピングによる補強も設置時に行われる見込みだ。

 今回S字コースが片レーンだけ追加されたことにより,内周と外周で周回時間に大きな差が出ることになる。速度差が少ないマシン同士がデッドヒートをする場合,周回ごとに順位が入れ替わる激しい展開が期待できそうだ。