"98.09.17"Issue
旗艦ジムニーの改修成る
炎上の危惧,ついに解消
アルミ缶再利用でも高回転試験を無事にパス

 9月19日,ILMA島遠征艦隊の主力汎用四輪駆動車「JIMNY号」の改修が完了,問題となっていた排気管の漏れが解消した。今回の改修にはアルミ缶をリベットで継いだ超薄型アルミ板が初めて使用された。耐熱パテによる接着の上,針金によって固定されている。

 修理は機体下側より排気管上部を塞ぐ形になる。上から大量に錆が降る悪条件も重なる難工事だ。固定時のテンションが高いと排気管そのものが潰れる可能性があるため,慎重に作業が進められた。この際,新たに排気管固定ステーがさらに一本欠落していることが判明。今年3月のステー仮補修と同様に針金でつり下げられた。

 同日午後,同鑑は航路299号による試験航行に出発。高度差1000m,行程400kmの高負荷機関回転テストに無事パスした。問題となっていたキャビンの温度上昇もほぼ解消。高速巡航時の後部座席付近温度も基準値をクリアした。

エンジン停止時にバックファイヤー
 今回の試験で唯一,エンジン停止時にバックファイヤーが出る問題が指摘されたが,艦隊司令部では今後の役務に支障はないとしている。排気漏れが収まった分,マフラーの温度が高くなったことと,すでに圧縮漏れが起きているエンジンのため,停止時に不燃焼ガスの排気管への流入が起きやすくなっていることなど,が原因とみられる。事実,クールダウン後のエンジン停止では問題は起きていない。

 JIMNY号は排気量550cc,船齢11年を数える老朽艦だ。就役後は大きな故障もなく,ILMA島初の動力式交通機関として現在も活躍している。同鑑のマフラーはすでに14ヶ月前から錆による大穴が空いた状態だった。小規模な改修を繰り返していたが,浸食が止まらず,高温の排気がキャビンに直接吹き付ける形となっていた。今年3月には高速巡航時に異臭騒ぎを起こしている。