"98.10.06"Issue
ILMA島に国際会議場がオープン
研究者間の技術交換ルートが確立
怪しげな改造CGIで当面は暫定運営

 ILMA島はかねてから建築作業を続けていたILMA国際会議場(以下ILMA会議場)を10月6日,仮オープンした。この会議場はterra氏開発による「パーソナル返信ボード」を元に作成されたもの。ILMA島の敷地面積に合わせてコンパクトなレイアウトに変更された。重複カウントを避けるカウンタープログラムも内蔵しており,独自に改造した部分も多い。


 ILMA会議場の最大の特徴は発言ごとに返信がまとめられる「ツリー形式」を導入したこと。返信が届いた発言は自動的に最上段にソートし治されるため,ホットな話題から順に表示される形になる。この機能はパーソナル返信ボードの特徴であり,ユーザーは久しぶりに来訪しても話の流れが分かる仕組みになっている。その反面,延々と古い話を蒸し返すといった恐ろしい使い方も可能だ。

 ILMA会議場の使用目的は模型関係や画像関係の研究発表やディスカッションなどを目指している。しかしツリー形式のため,実際には話題が相当広がっても対応が可能と見られる。運営事務局も「単なる感想や自己紹介など,幅広く活用して欲しい」としている。

 なお,ILMA会議場は素人工事によって建築されているため,CGIの建築基準をきちんと満たしているかどうか,疑問の声も上がっている。現時点に置いては順調に稼働しているが,使い方次第では屋台骨が傾いたり,議事録が吹っ飛んだりといった恐ろしい事態も心配されている。見た目がみすぼらしいこともこの上ない。

 ILMA会議場では,会議場を試験運営の形でスタートさせ今後の様子を見たいとしている。外装工事を適宜進める方針だ。運営事務局も「お客さんが入ってみないと分からない部分も多い,実際に動作を見て改良を加えて行きたい」とおっかなびっくりの様子。事務局では当面は貴重な議事録が紛失しないよう,頻繁なバックアップをするようだ。しかし,会議場に出入りをする際は天井が崩れて来るかもしれないので,防災頭巾などの着用が必要になりそうだ。

 ILMA島では現在も暴風雨が続いており,各研究機関は災害対策に追われている。10月下旬の暴風雨通過を待って,外装関係の改良工事などが始まる見通しだ。

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