"98.10.13"Issue
プラモ・ラジコンショウに参加
あこがれタミヤ社長に謁見!!
ILMA-MRC,興奮で研修費使い果たす

 ILMA-MRCは10月11日,技術交流の深い桜川重工業と共に東京・有明で開催された展示会に参加した。ILMA-MRCでは,同チームの長年の研究項目である「艶」の作例を探るべく,また桜川重工は最大の仕入れ元である長谷川製作所の動向を探るべく,例によって大量の撮影を行った。

 冒頭の長谷川製作所関連ブースにて,圧倒的な情報量の前に取材団はあっさり解散。飛行機,自動車に分かれて情報収集を行った。自動車関連での最大のニュースはカローラWRC。エッチングパーツをふんだんに使った高精度なモデルで,10月末に発売の見込みだ。ここ1年事実上タミヤとの独占契約状態だったILMA-MRCも「過去の慣例にはこだわらない」と早くも浮ついた様子を見せている。飛行機関連でも試作機などで大きな発見があったようだが,桜川重工側で専門用語や固有名詞を乱発していたため,詳細は不明だ。

 長谷川ブースでも「艶物」が目立った。カローラWRCはもちろんだが,ポルシェ911カブリオレも筆舌尽くしがたい塗れ艶を披露。デカールがない車は豪快なクリア吹きが可能なため,このような艶が比較的簡単に表現可能だ。

 同じくシルバーのクリア塗装で目を引いたのがアオシマのカプチーノ。比較的薄い塗膜にもかかわらず,見事な艶を出し,すばらしいスケール感を表現。このほかモデラーズをはじめとするガレージキットメーカーがILMA-MRC垂涎のマニアックGTカーを出品。これも力技の艶物の出品となった。

 タミヤブースでは30周年を記念して,巨大な1/35ミリタリー物が参考出品された。全長70cmは軽くあろうかという,アメリカ40トン戦車運搬車”ドラゴンワゴン”だ。大量のエッチングパーツや,金属チェーンを使い,圧倒的なスケール感を出している。値段も圧倒的で9800円。何と12月に”発売”されるのだ。

 さらに驚いたことに,タミヤブースにタミヤの社長田宮俊作氏が訪れていた。取材団は田宮社長に謁見,同氏の著書”タミヤの仕事”にサインを受け,数分に渡り会談した。ILMA-MRCでは同著を重要な研究資料として初版で購入しており,今回の購入はこれで2冊目。これは研究用には供されず,永久保存となる見通し。

 情報収集後,帰路についた一行は新宿で”イエローサブマリン”に一時乗艦。艦内で各種仕入れを行った。同鑑は桜川重工の定期資材搬入鑑。すでに数万円が投資されている。ILMA-MRCは珍しくタミヤよりM8自走榴弾砲を購入。すでにショウにて資材購入費を使い切り,桜川重工から融資を受けての購入となった。M8の製作権はILMA陸戦研に引き渡され,完成目標は年内となる見通し。タミヤのドラゴンワゴン発売を意識した設定であることは明らか。しかし翌日,同車輌が15トンクラスの軽戦車であり,ドラゴンワゴンが運搬を想定していた40トン戦車ではないことが判明した。