"98.10.23"Issue
ILMA島で初の飛行機が完成
試験飛行は残念ながら失敗
飛行場問題でILMA-MRCは当面協力

 飛行機開発を目指した有志団体「ILMA飛行隊」が島内初の飛行機「Tiger Moss号」を完成,密かにテスト飛行を行っていたことが明らかになった。ILMA飛行隊は先週,島内の有志で急遽結成され,ILMA-MRCの研究スタッフが参加している。各団体が所有する製作技術や工具を使い,同飛行機を数日で完成させた模様だ。

 同飛行機は発泡スチロールのボディにバルサのフレームで翼を固定した軽飛行機。ゴム動力で推進する。全幅,全長とも約40cm。ボディ塗装はILMA-MRCが担当した。屋外飛行と室内飛行の両方を想定し,動力ゴムは規定値より長めの20cmとした。手巻きによりチャージされる。

 テスト飛行はあいにくの失敗。翼面抵抗が大きすぎ,失速による墜落を喫した。度重なる不時着により,すでに上翼の取り付け部に相当のガタが出ている様子だ。発表が遅れた理由をILMA飛行隊では「完成が平日だったのと発表に関する広報機関を持っていないため」としているが,飛行実験の失敗と見る向きも多い。


 島内には実験に向いた空間が少なく,今後の飛行場確保にも問題が出ている。現在はILMA-MRCが所有している島内最長の直線私道「ILMAストレート」を間借りして飛行試験を行っている。もともとILMAストレートは,飛行場予定地を払い下げられた場所であり,ILMA-MRCでも大きなレースの予定がないため,当面は滑走路としての使用を認める方針だ。

 ILMA飛行隊は今後もTigerMoss号の改良を続け,試験飛行の成功を目指している。翼面抵抗の問題もゴムの巻き数による問題とみられ,週末にILMAストレートを全面的に借り受け,再び試験飛行を行う予定だ。