"98.11.09"Issue
秘密兵器「ROKON」の姿明らかに
保安部品強化し一般道で実走
2年に渡る改造作業,ハーネスはフル自作にて対応

 ILMA Expressではこのほど,巨大エントツでお馴染みの某所に拠点を構える黒土龍(くろつちりゅう)氏の研究所より,同研究所の秘密兵器「ROKON」の資料および写真の入手に成功した。同マシンは黒土龍氏が米国から導入したもの。後輪はもちろん前輪も駆動することで泥濘地の走破が可能となる。

前輪の駆動力はステアリング基部から伸びたシャフトからベベルギア,チェーンを介して伝達。サスペンション無し,といった文字通り硬派なマシンだ

 黒土龍氏の研究所ではROKONを一般公道で快適に走らせるべく,2年近い歳月をかけて改造を行っている。導入時の保安装置は別車種のスクーターの電装品がそのまま張りつけられている状態だった。以降,電装系を中心に改良が加えられ続けている。

 写真と資料によれば,ケーブル類は旧保安装置をテスター解析し,コードカラーを整理した上で丸々新規作成されている。黒土龍氏の能力の一端を覗かせる恐ろしい改造。並行して灯火類の交換が行われ,前後ウインカー,ブレーキランプなどが搭載されていった模様だ。

 技術的に困難と見られていたのが,ブレーキランプ・スイッチの埋め込み。全く別のスイッチを流用して取り付け場所も工夫されている。その後壊れやすいゴム製キルスイッチ,豆電球状態だったヘッドランプなどが次々と交換され,現在の状況に至ったとしている。

 近隣諸島を見まわしても二輪型の戦闘艇を所有しているところは少なく,稼動状態にあるのはILMA島巡航艦隊の軽戦闘艇「R1-Z」のみと言って過言ではない。就役して間も無いR1-Zを管理する艦隊造船課は今回の資料に関して「ここまでやるとは....」と言葉もない状態だ。「むしろ,旗艦ジムニーに生じている電装ケーブル劣化問題への有効な対処策」とコメント。戦闘艇への技術移転ができない無力さを間接的に認める格好となった。だが実際,黒土龍氏の所有艦隊の旗艦は三菱のJ53であり,今後有益な情報がもたらされる可能性も高い。

 なお,同資料は今後の計画以降の部分が,何者かによって意図的に削除されていた。最終的にROKONがどのような形となるのか,今後の状況から目が離せない状態だ。