"98.12.03"Issue
ILMA-MRCが保管車両をメンテ
大型保管庫も準備・設計を開始
常時展示を可能に。埃対策の決め手となるか?

 ILMA-MRCは11月末,好天を狙い同チームの歴代車両のメンテナンスおよび撮影を行った。これは近々同チームが予定している車両展示ページの開設に備えたもので,ILMA Expressが発足以前に完成していた車両「Phorche911GT1」および「OPEL CALIBRA」を整備,撮影した。

 今回の撮影後の予算折衝会において,ILMA-MRCは保管車両の大型展示施設を設計していることを明らかにした。実は今回の撮影会において,OPELのアンテナが破損するという騒ぎが起きており,「原因は保管状態の悪さにある」と管理担当者が漏らしたことが計画が明るみに出る発端となっている。同チームは保管車両を埃対策でティッシュにくるんでおり,今回のアンテナ破損もこのティッシュぐるみが原因となっている。幸い,Porscheにはトラブルは発生しなかった。

 新しい保管庫は車両展示場全体をガラスケースで覆う形になると見られている。幅75センチ,奥行き35センチ,高さ15センチ程度で設計が進んでいる模様だ。陸戦研が進めている戦車も同時展示されることを想定し,かなりの高さで設計すると見られている。

 ILMA Expressでは水溶性アクリルコーティングが実験的に導入されたFord Escortを引き続き製作しており,より確実な埃対策が求められている。展示施設の内容積が大きくなれば,内部に埃を除去するフィルター類の設置も必須となる。フィルターの駆動方法に関して,ILMA-MRCでは外部電源を使うか太陽電池駆動にするか,両面から検討に入っていることを明らかにしている。

 同施設は,すでに予算折衝の中でかなり上位の検討課題として取り上げられており,早ければ年内に予算が承認,年明けにも施工が開始される見込みだ。