"99.01.25"Issue
マフラーがまたもや破損
ジムニーの暫定修理が再び着工
3月に新品交換,問われる補修の必要性

 ILMA島巡航艦隊所属の汎用作業艦ジムニーのマフラーにまたもや大穴が空いた。昨秋にスチール缶を開いた鉄板で蓋をした部分が熱により酸化,補修に用いた鉄板の後ろ半分がほぼ脱落した。ジムニーは現在爆音をたてている状態。寒冷時には左後ろフェンダーから猛煙を吹き上げる状態となっている(写真の丸の部分)。

 同艦は今年4月に満12年の車検を受けることになっており,ドッグ入りするのは3月上旬の予定。それまでは現在のマフラーを補修して使う必要が出てきた。しかし,前回の補修には複数個の空き缶を接合するなどかなりの手間がかかっており,あと1月のためにどこまでの修理をすべきか,内部でも補修の必要性を問う声が上がっている。

 一方,同艦隊司令部は補修の方針を崩していない。「高速時に車内に異臭が立ちこめる現在の状態での運行は難しい」(同指令部)。諸島の北端に位置するILMA島では高速巡航する機会が多く,補修は必要と判断した模様だ。

 今回補修部材として注目を集めているのが「粉ミルク缶」。廃棄物から収集されたものだが,1.5リットル相当あり,かなり大型。厚みも通常のスチール缶以上で,仮補修には十二分の耐久性を誇る。

 唯一の心配は加工性だが,すでに底部の切除は完了し,あとは切り開くだけとなっている。耐熱パテは今回併用されない予定で,ほぼ完成の目処は立った状態と言えそうだ。