"99.04.14"Issue
陸戦研の製作M8が大詰め
大会出展目指し,突貫が続く
キャタピラの塗膜強度に不安の声も

 陸戦研が今年始めより制作を開始していたM8戦車が大詰めを迎えている。すでに部品の99パーセントの塗装が終わり,本体は一部ウェザリング塗装が開始された模様だ。

 ボディ全体は水溶性アクリルを主体とした塗装で,一部パーツにラッカー系塗料が使われている。タミヤカラーのオリーブドラブは色が全体的に明るく,多少黒を混ぜながらの作業となった。部分的に黒の比率を変えることで立体感を強調するなどの試みがされている。従来から指摘されているゴムキャタピラへの塗装に難点があり,触ると剥げる状態が続いてる。

 今後細部の仕上げとウェザリング,マーキングが完了後,部分的にトップコーティングを施し,艶の調整が行われる予定だ。今回はILMA島発の開発品としては珍しく,マット仕上げになる見込み。トップコートには強度が期待できるマット系の水溶性アクリルコート剤を採用する予定。同コート剤は一時完成が危ぶまれたILMA-MRCが制作中のFORD ESCORTに採用されたもの。塗膜の粘りが少なく,IMLA-MRCも絶望視されたボディのコーティングを再開している。

 M8自走擲弾砲は1/35の小型戦車であるが,購入後わずか4ヶ月で完成するのは,異例のスピード製作だ。ILMA-MRCが製作するコンプリート系のミニ四駆よりも製作期間が短い。こうした作業の速度アップが,他の研究内容にも波及することが期待されている。