"99.06.17"Issue
静岡模型三昧の旅
あのタミヤ本社を訪問!
怒涛の取材レポート(前半)

 5月20日〜23日,静岡にて「第38回静岡ホビーショー」が開催された。ILMA島研究員および桜川重工,高倉航空産業の3者は22日に参加した。昼過ぎまで第1会場を回った後,作品展&ガレージセールを行っていた第2会場,その後タミヤ本社を訪問。同社の歴代作品を集めた本社展示室への入室に成功。ここでも大量の撮影をおこなった。

錦鯉のごとく集まるドラゴンワゴン
 作品展示は模型サークルごとに大きなテーブルが設置され,作品が所狭しと並ぶ。自動車からフィギュアまで幅広いサークルもあれば,ひたすら飛行機を展示するサークルもある。壮観だったのはタミヤの記念巨大プラモ「ドラゴンワゴン」を一人一台仕上げてきたサークルだ。まるで餌に集まる錦鯉の群れのごとく巨大なトレーラーが並んでいた。

 そしてドラゴンワゴンと言えば,ILMA会議室でも話題に上ったことのあるひのき氏作のラジコンドラゴンワゴンに遭遇。実際にご本人にお会いし,何台かの戦車を操作させてもらうというラッキーなハプニングもあった。

 その後,ひのき氏による,ドラゴンワゴンによる戦車回収のデモンストレーションがあり,ブースは一時黒山の人だかりに。拍手喝采の中で,無事に戦車を搭載した。

 作品の展示数は多く,滞在時間でみれば,第一会場よりも長く居る結果になった。特に高倉航空は熱心な情報収集を行い,すでにこの時点で200枚以上の撮影を行っていた模様だ。

 一方,ILMA研究所員は早起きと長距離ドライブがたたり,一時ダウン。隅のカフェテリアで小一時間,前後不覚に陥った。さらにその後ガレージセールを回り,発掘品のような怪しいプラモデルを買い漁った。そして午後3時過ぎ,第3ポイントであるタミヤ本社へと移動を開始した。

タミヤ本社に直撃訪問(意味不明)
 2会場を回り静岡市内のジオメトリーを完全に把握し,ILMA島所属高速客船"ルキノ"は路地まで使った最短コースでタミヤ本社に到着した。当日は模型ショウの関係で社屋は開放されていた。まず,入って圧倒されるのが,入り口入ってすぐのところにいきなり実車が展示されていること。中にはILMA-MRCが先日キット購入をしたばかりのティレルP-34もあり,ここぞとばかりに資料写真の撮影が始まった。

 さらにその奥には展示室が設けられていて,現行の主要製品が陳列されている。同社の広告撮影に使われているものだ。キットに忠実に,それでいて美しく仕上げるという,まさに"プロ"の作品に一同は感激。そして,社屋入り口にもどり,あたりを見回すと,もう一つの「隠し部屋」を発見したのだ。

世界遺産級の特別展示に感涙

 その部屋は来社対応用の会議室の廊下の突き当たり,右側にあった。なにやら薄暗く,先ほどの展示室の2倍程度の広さ。そこにあったものは,国産プラモデルの歴史とも言える,タミヤの過去歴代の作品だったのだ。田宮俊作氏著の「タミヤの歴史」にも登場する,プラモデル製造前の木型模型に始まり,資料用に購入されたと思われる他社製の巨大船舶模型,歴代の各シリーズが惜しげも無く陳列されている。

 中でも圧巻だったのが30年も昔の1969年に発売された1/100ミニジェットシリーズと呼ばれる一群。現在のモデルにもほとんど引けを取らない精密なモデルだ。子供の頃にあこがれたワイルドウィリスやチーターなどのラジコンにも巡り合え,郷愁にも似た新鮮な感動を胸に,豪気に無料配布されていた今年のタミヤカレンダーも胸に,一同はタミヤ本社を後にした。

 夕方になり,ファミレスで遅い昼食を取り,「ワンフェスデビュウかあ?」などと舞い上がった会話が繰り広げられた。200Km近い帰りの行程があることと,夏の本の締め切りがあることを彼らが思い出したのは「ファミレスの駐車場に戻ったときの事だった」(ILMA主任研究員)とのことだ。