"99.07.30"Issue

ILMA-MRC LEGOロボット開発に着手
MINDSTORMSコンテストに参加を表明
プログラミング無しでも基本動作に成功

 ILMA-MRCでは8月8日に東京ビックサイトにて開催される「LEGO MindStorms Festival」参加用のロボットの開発に乗り出した。同コンテストは自立型,もしくはリモコン型のLEGOロボットを作成し,テーブル上にある10本のジュース缶をいかに早く落とすかで勝負が競われる。

 ILMA-MRCが作成したロボットは中央部に高密度に折り畳まれたパンタグラフ状のアームを搭載し,テーブルの短辺いっぱいにアームを広げて驀進するというもの。車輪は動輪が左右2つで,それぞれに2個ずつのガイド車輪を搭載する。

 動輪は最初,アームの展開を行い,角まで来るとアームの縮む力を利用して,車輪を前方に向けさせる。自立型でありながら,プログラミングは全くされておらず,中央に搭載されるRCXユニットはただの電源ボックス状態。すべてメカニカルな機構のみで動作するという何とも趣味的なロボットとなった。

 プログラミングを排除した理由としてILMA-MRCでは「単に時間がなかったため」としている。実際,ロボットの制作には最低数日はかかる物だが,ILMA-MRCの実制作時間はわずか4時間弱。初の動作テストでいきなり動いてしまったため,機構的な熟成が行われているとはとても言い難い状態だ。缶を落としたあと,自らもテーブルから落ち,バラバラになるという致命的な問題も抱えている。

 ILMA-MRCでは,残された時間で,パーツ強度の確保,機構丸出しの外見の艤装,作業完了時に停止するためのセンサーの設置を予定しているが,テーブル落ちの潔さはむしろ美徳とする考え方もチーム内に流れており,このままだと一発芸ウケねらい的なロボットになる可能性が危惧されている。