"00.09.11"Issue

ILMA陸戦研が新戦車に着手
デカール量産技術にもメド
開発難航するセンチュリオン戦車に本格技術投入
パーツ実装されるセンチュリオン戦車 タミヤより到着した代引きパーツ  ILMA島の陸上戦闘器械研究部隊である通称「陸戦研」はこのほど新RC戦車の本格製造に着手,タミヤ製の1/25英「センチュリオンMk.III」の組み立て作業が始まった。センチュリオンは本来ディスプレイ用の戦車キットだが,同スケールにてタミヤが販売していたパンターA型のRCパーツを流用し,RC化を狙う。すでに9月8日朝に必要なパーツが届き始め,作業が開始された模様だ。

 今回タミヤから届いたパーツはキャタピラ走行用の特殊パワーアンプ「DMDユニット T-02」およびパンターA用のギアボックスケース,シャフト袋詰め,センチュリオンの予備キャタピラ一式など。ギアパーツとモーターの袋は入荷が遅れ,9月末にタミヤを出庫する見通しだ。入手済みのパーツで採寸が可能なため,陸戦研では足回り,砲塔周りを中心に作業を進めている。

回路互換性の懸念が解消
 今回の作業で懸案となっていたDMDユニットで4チャンネル制御が可能かどうかの問題において,陸戦研では10日深夜に通電テストを敢行,これに成功した。4チャンネルすべてが動作し,砲塔用,砲身用のサーボも問題なく制御可能であることが判明した。ただし,4チャンネルすべてを1/25の車体に実装するのはかなり難しく,現在も試行錯誤が続いてる。

 このほか,ドライブスプロケットとファイナルギアの組み合わせが悪く,スプロケット側の六角ボルト用の穴を1.5mmほど拡張するなど複雑な改造が深夜に敢行された。現在スプロケットの固定は完了し,9月末のギア到着を待つ状態となっている。

大量印刷された部隊マーク ヘッドがひん曲がったMD-5000 デカール印刷にも成功
 さらに陸戦研は同日,野尻抱介氏率いる90式猫耳戦車隊より依頼を受けていた部隊デカールの印刷実験を行い,これに成功した。同部隊では1/24,1/35の戦車投入が計画されており,仕上がり寸で17mm,10mmの2種類のサイズが必要とされていた。デカールはWAVE社製のクリアデカールが使用された。

 同デカールはB5サイズのため,これいっぱいに印刷する都合で20MBを越えるサイズとなった。さらに緊急徴用されたMD-5000のヘッド部のピンチローラーが輸送中に20度近く曲がってしまうなどの大トラブルがあり,一時は作業が絶望視された。だが,勇気ある工員の渾身の力業によりヘッドは見事復活。無事印刷されることになった。

 印刷されたデカールは11日朝に出荷され,現在戦車中隊に陸送中。