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『敵対水域』を読め!(長文失礼) あいば さん 2000年11月29日(水) 00時07分
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10月に新潮OH!文庫から『潜水艦諜報戦』、文春文庫から『敵対水域』と潜水艦関係のノンフィクションが刊行されましたが、ようやく今日両方とも読了しました。
で、結論。
「『敵対水域』は読め!」
この本はソビエト北洋艦隊所属のミサイル潜水艦「K-219」の大西洋バミューダ島沖数百マイルの洋上でおこった『事故』とその顛末のお話です。祖国から遠く離れた敵国の庭先で、アメリカ海軍攻撃型潜水艦に執拗に追跡されながらも、想像を絶する極限の状況の中、軍隊の規律よりも海の男の誇りのために生きた男達の話です。
ろくな整備もされないまま敵地へと向かわされる艦、圧倒的な戦力差の中それでも任務達成のため努力する乗組員達、そして誰もが予想しなかった事態の発生、しかしその絶望的な状況の中、危険を顧みず危機に立ち向かう海の男達、しかしそれらの努力を全く理解しようとしない上層部。と、ここまで書くとかつてここで話題になった1冊の本が浮かび上がってきます。そう、このお話はあの『女王陛下のユリシーズ号』の現代潜水艦バージョンなのです! 
そのうえこの話のすごいところは、これらがすべて実際に起こった出来事だということなのです。
そしてラストシーンではノンフィクションにもかかわらず、ユリシーズに負けず劣らずの感動的な結末が用意されています。わたしは帰宅途上の電車の中で2度ほど涙がこぼれそうになりました。もしもそこでBGMに中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」でもかかろうものなら、きっとわたしの涙腺はあっさりと緩みきったことでしょう。
ということで『女王陛下のユリシーズ号』で泣いたキミ! もう一度いう。「『敵対水域』は読め!」

『敵対水域』文春文庫 ISBN4-16-765103-3



  • おかちん さん HomePage 投稿日:2000年11月29日(水) 01時01分
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    読まれましたか!私もこの夏、文庫になる前のでっかい本をさくぞうさんから借りて読破いたしました! あれがノンフィクションとは思えないすごい話ですよね。とくにソビエトの救援機が×を海に×して×してしまうあたりとかうわあ、って感じだし、アメリカの×の×が水面を切り裂きながら×するシーンなんかは、背筋が寒くなりました。
    そして、そう。ラストシーンですよね。潜水艦乗りって、なんて男らしいんだろう。うおお、思い出しただけで(ToT)

    そうですか、文庫が出てたんですか。あの本は返さないといけないからさっそく買うことにします。そろそろ返さないと。

    ※たぶん違うと思うのですが、この本を読んで以来ピーナツバターを食べるたびに×色の泡を連想してしまう私です。

  • おかちん さん HomePage 投稿日:2000年11月29日(水) 01時04分
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    なんとこのお話、すでに映画化されているようです。米国で。ビデオ屋さんで邦題同名で並んでいるのを発見しました。ちょっと私もアツくなっている矢先だったので、水を差されるのもいやだなあと思って借りるをためらっていたら、ビデオ屋さんが潰れてしまいました(TT)

  • 昨年読みました。 三十郎 さん HomePage 投稿日:2000年11月29日(水) 12時32分
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    しかも新婚旅行中に。
    はやりラスト近辺で危うかったです。コレを読んでいると、ロシアは無能腐敗官僚だけの国では無いなぁと、
    思えます。又、先日の潜水艦沈没事故の時の管理能力の無さを見るにつけ『嗚呼、彼の国は変わっていないのか』
    と言う無常観にも浸れます。お勧め度高い良書です。
    >とくにソビエトの救援機が×を海に×して×してしまうあたりとかうわあ、って感じだし
    激しく同意。兵の人命軽視と政治重視は彼の国の伝統でしょうか。
    映画化、ビデオ化されてるんですか、探してみよう。

  • 松浦 さん 投稿日:2000年11月29日(水) 21時40分
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    敵対水域は、ハードカバーで読みました。

     やはりというべきかラストの「ウラーッ」で泣きましたですよ。レッドオクトーバーが「所詮は小説じゃん」で片付けられてしまう事実の迫力!!つーか、潜水艦にヒドラジンを積むなんてエンジニアとしてどーよ、と思ったり。ロシア的合理主義もここまでいくとなあ。
     バイコヌールのエネルギヤ発射設備は、液体酸素と液体水素の配管が平行して走っているという話を思い出したりして(これは本当、見てきた人が言っていた)。

     記者あがりとしては「よくこれだけ調べたな」というだけでも尊敬ものです。

     最後はちょっと司馬遼太郎「菜の花の沖」と似ていたというか、あれは「大将、ウラアと言うてくれ」でしたっけね。

     あいばさんが書いたとおり、読んで損なしの一冊です。

    松浦

  • おかちん さん HomePage 投稿日:2000年11月29日(水) 21時42分
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    BK1では新書も文庫もすぐに買えるようです(ここを押して)。
    早速文庫版を注文。
    ところで,あいばさんが最初に書いていた『潜水艦諜報戦』はどうでした?
    なんか枕詞になってそれっきりなので,注文をためらっております。

  • 『潜水艦諜報戦』など あいば さん 投稿日:2000年11月30日(木) 12時50分
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    いや〜、みなさんすでに既読でしたか。
    実はわたしも文庫版を読み始めて数ページ「…あれ、読んだことあるような…」
    自宅に帰って自室の古代の地層を掘り返したら出てきました、ハードカバー版が。
    わたしは電車の車内で読むことが多いので、基本的に重くかさばり、お財布への影響も大きいハードカバーは買わないようにしているのですが、どうやらこれは買っちゃったらしいです。
    でもひさしぶりだったので文庫版もしっかり読んでしまいましたが。
    ついつい帰りの電車で読み終わった直後のマイブームでスレッドを立ててしまいましたが、お付き合い頂き感謝。

    >『潜水艦諜報戦』

    随所で「おまえらこんなことやってたんかいっ!」というツッコミができる本です。
    冷戦初期、ソビエト対潜部隊からさんざん嬲られたアメリカ潜水艦の話しや、なんども起こる米ソ潜水艦の衝突、日本のすぐそばオホーツク海での大胆な諜報作戦、基地近くのサブマリナー御用達の酒場の馬鹿騒ぎなど読みどころも満載です。
    第二次大戦のディーゼル潜から原潜への移行などもわかり巻末資料と合わせ、資料的価値も十分ですのでおかちんさんも一読をお勧め。
    ただし事実が淡々と書かれているのであんまり「かんど〜」とかいうようなことはありません。
    もしなんなら今度お貸ししましょう。

    >クルスク

    『敵対水域』の訳者あとがきでも触れられています。
    ロシアになっても基本的な部分は変わっていないようです。

  • おかちん さん HomePage 投稿日:2000年11月30日(木) 23時21分
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    むむー,結局みんな新書で読んでいたのですね。実際に読んだのは
    たぶん私が一番最後みたい。それもさくぞうさんのお勧めあっての
    ことだったし。うーむ,恐るべし,皆様。
    確かに文庫は安くなってるのでお薦めですね。新書だと置き場に
    困るので,有り難いです。

    >『潜水艦諜報戦』
     嬉しいです。今度是非かしてくださいませ。
     しかし,こうなると読みたいのが戦車もののこの手の小説ですねえ。
     探してるけど土地勘無くて全然見つからず。とりあえず映画原作の
     辺りから,と思ってます。

  • ぜひ おきかずひこ さん 投稿日:2000年12月05日(火) 01時36分
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    敵対水域、名前は聞いたことあったのですが、まだ読んでません。早速注文せねば・・・って読む時間ないんですけど。先に山岡荘八の「海底戦記」を読まないと(^_^)。
    この間、なぜか近所の映画館で「Uボート・ディレクターズカット」が上映されることになり、(パーフェクト・ストームに便乗したのか?)会社を抜け出して見てきました。結構お客さんいっぱいいてびっくり。映画のほうは・・・ストーリーもオチもわかってるのに、やはり3時間半震えが止まりませんでした。コレに比べたらU−571は娯楽映画です。日本でもこういうの作ってくれないかなあ。

  • おかちん さん HomePage 投稿日:2000年12月05日(火) 12時10分
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    「海底戦記」ですか。なにやら面白そうな響き。おもわずふらふらと
    私も注文してしまいました。bk1は思い出した時に買い物籠に入れて
    おいて,貯まったら買う,ってことが簡単にできるので有り難いです。
    >Uボードディレクターズカット
    ふえ,そんなバージョンがあるんですか! 凄そうだなあ。
    ちょっと前にテレビでまたやってたんで観てしまったのですが,
    ラストシーンは忘れられませんね。

    >『潜水艦諜報戦』
    週末,さくぞうさんに会ったら貸してくれました(^^)
    早速読み始めています。お,面白い...。