HTML版の過去ログアーカイブです。
「リストに戻る」ボタンがうまく動作しない場合は
こちらにお戻り下さい。
人生、楽ありゃ苦もあるさ あいば さん 2001年05月14日(月) 01時12分
[Mozilla/4.6 [ja] (Win98; I)]
レトロジムニーカーニバル終了後、いったんオクタマ基地で休憩、一風呂浴びて自宅へと向かう道すがら、突然ヘッドライトが消えました。
メーターパネルの照明も消え、信号停車のときに前車の反射などで確認すると、車幅灯も点灯していない模様。
仕方がないので、街灯の下のちょっと広くなっているところに停車(ウインカーは生きていました)、点検してみると、灯火系が全滅してました。これはもうヒューズだなと、ボックスを覗くと、案の定ヒューズが1本トんでました。

もちろんわたしも車齢20年を超えるクルマ乗りのはしくれですから、ヒューズの予備は常時搭載してあります。
ちょちょっと交換したら、灯火類は正常に点灯。さあ出発!

…と思いきや、なんと今度はエンジンがかからない!
スターターモーターは盛大にまわるのですが、全然エンジンが点火しないのです。ほんの少し前までは少しの異常もなく順調に走行していたのに…。
なんどもスターターを回しますがさっぱりエンジンに火が入りません。へんだなぁ。

早速、ボンネットを開けエンジンの点検です。心当たりはさっぱりありません。時刻は午後9時40分。さっさと済ませ、早く帰んなきゃ。気は焦ります。思わず助けを呼ぶならだれかな?と考えてしまいます。

いやいや、落ち着け落ち着け。ちゃんと点検すれば何とかなるはず…。
まずはエアクリーナケースのふたをはずして、キャブレターにガソリンが来てるか確認。…くんくん。よし。ガス臭い。ガソリンは来ている、と。
さっきまで順調に回っていたことを考えると圧縮は問題ないはず。…となると、問題は消去法で電気まわりと決定。

…などとボンネットを開けてごそごそやっていると、目の前にある民家からおじさん登場。そりゃそうだ、目の前で怪しい車が停まっていて、懐中電灯持った男がうろうろして、散々スターター回して騒音立ててりゃなぁ。

いやぁ、夜分お騒がせしてすいません。ちょっとクルマが故障しちゃったもので…。
「へ〜、そりゃ大変だね。いったいどこまで帰るの?」
…どうやら、アヤしいものではないということは理解してもらったようです。
二言三言会話を交わして、深夜騒音を発した非礼を詫びつつ点検続行。
おじさんも納得してお宅に戻られたよう。

…さて、運転席に戻り、再度イグニションキーをONの位置に。
通常なら点灯するはずの警告灯が、そう言われれば消えたまま。アンメーター(電流計)もピクリともしません。やはり電気系統が問題のようです。
スターターモーターが回るということは、イグニションキーに電気は来てるということだから、とりあえず端子のところで短絡させてみましょう…。まるでクルマ泥棒のみたい。

ところがスターターモーター側と短絡させるとちゃんとまわるくせに、イグニション側と短絡させても反応なし。どうやら問題はスイッチではなくハーネスより先みたい。
気が付くともう時刻は午後10時を過ぎています。こうなったら、イグニションコイルに直接12Vを入力するべくバイパス回路をでっち上げちゃいます。わたしも車齢20年を超えるクルマ乗りのはしくれですから、ケーブルの予備は常時搭載してあります(笑)
手早くコイルのプラス側とバッテリーに直結のサービス回路(もちろん途中にヒューズとスイッチあり)とを結ぶ回路を敷設。ケーブルがボンネットの隙間から出て助手席のドアからインパネを這っていますが、臨時ですから勘弁してもらいます。

…と、再びおじさん登場。
「へ〜、キミ直せるの?」
ええ、まぁ。簡単なところでしたら…。
「このくるま、ジープ?」
いや、ジムニーといいまして、ジープよりも小さくて…。
「すごいタイヤだねぇ」
ええ、まぁ…。
「(作業中のコイルを指差し)その部品はなんなの?」
ええ、エンジンの中でガソリンに点火するための高電圧を発生させるための部品です…。
「へ〜……」

どうやらあんまりわかってなさそうなおじさんはさておき、さっさと作業をすすめます。無事回路を敷設し終わり、サービス回路の電源を投入…。
おお、警告灯も無事点灯、アンメーターの針も振れています。そのままイグニションキーをひねり、スターターモーターを回す………ぽろんぽろんぽんぽん…、おお、エンジンがかかりました!

みょーに感心しているおじさんに再度礼を言ってさっさと出発です。時計の針はすでに午後10時半を指しています。

さっきの出来事がうそのように順調にエンジンは回っています。問題はキーからコイルまでのハーネスだったようです…。
下り坂で念のためサービス回路のスイッチを切ってみます。ハーネスが問題ならエンジンが止まるはずです…。ところが! エンジンは何事もないように順調に回っています。…あれ?
念には念を入れ、コンビニに立ち寄り、一度エンジンを切ってみます。ところがやはりエンジンはいつものとおり始動します。
…へんだなぁ、さっきのは一体なんだったんだろう。

もう夜も遅いので帰宅することを最優先、原因追求は今度明るいときにでもやりましょう、ということで、深く考えずさっさと出発します。

…と、自宅まであと10km程度になった頃、ふと見ると燃料計がエンプティ。おかしいなぁ、ついさっきまで半分くらいを指していたのに…。…と見ると、水温計もまったく振れていません。どうやら今度は計器系の電源が死んだようです。幸い先ほど直した灯火系は生きているようで、ヘッドライトは点灯しています。
とりあえずその二つのメーターが死んでも走行には影響ありません(というか、ほかにはスピードメーターしかない(笑))。ここは自宅への道を急ぎましょう。

…と、そろそろ右折です。ウインカーレバーを右に……、あれ? 点灯かない! 「周りのクルマ、ごめーん!」と叫びつつ合図なしで右折。どうやらウインカーも計器系の回路上にあるようです。
しかし、自宅はもうすぐ。右左折はあと2回。「え〜い、手信号だ!」

ということで、なんとか自宅に戻ってきました。
しかし不思議なことに今度は切れているヒューズはありませんでした。う〜ん、何が悪いのかしら…。
ま、今度明るいときにじっくり調べましょ、ということで駐車場を後にしました。もちろんバッテリー端子は外して…。

いやぁ、今日は日中があまりに幸せだったんで、揺り戻しでしょうか(笑)
長文失礼しました。

  • 明日は我が身かも・・・ LJ20糊 さん 投稿日:2001年05月14日(月) 01時34分
    [Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 95)]  
    いやー、帰路に大変な思いをされましたね。しかし何とか直して帰れる所が
    さすがあいばさんですが。
    灯火類のトラブルがハーネスと考えると、他のハーネスも同等にヤレていると
    考えられますよね。走行中の振動等で途中が短絡したり離れたりしてるかも。
    (的外れな答えだったらごめんなさい。)



  • どひゃあ。 おかちん さん HomePage 投稿日:2001年05月14日(月) 02時06分
    [Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]  
    てえことは、点火系を2重化して帰ってきた、っつーわけですね。アポロ13みたい(^^;
    いままで帰ってこなかったことはないですからなあ、さすがです。
    そういえば昔、アクセルのスロットルワイヤーが切れちゃって、針金を手で引いて
    帰ってきたことがあったそうでしたが、今回はアレの電装版という感じですね。

    1号機の時みたく、ヤバイ時は呼んでください。こっちもヤバイ時は呼びますから。

  • 生還成功! あいば さん 投稿日:2001年05月14日(月) 08時33分
    [Mozilla/4.6 [ja] (Win98; I)]  
    >アポロ13
    「次々と襲い掛かるトラブル! 手持ちの資材と創意工夫で困難を切り抜けるクルー!!」ってなカンジ?
    土曜日の整備の際にボディアースを外したりとか、オルタネーターがそろそろ不安だったりするですが、一部の回路だけ、しかも順番に、ってのはちょっと疑問です。
    これまでにこんなことほとんどなかったのに…。

    しかし、久しぶりの路上トラブルシュートでした。わたしの現場対応能力もまだまだ大丈夫だなと思ったり<てゆーか、そのまえにきちんと整備しとけよ<自分


  • うわぁ愉しそう 三十郎 さん HomePage 投稿日:2001年05月14日(月) 21時57分
    [Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]  
    有り物で切り抜けるテクニックもさることながら、ボンネットを開ける時のあいば氏の“口が耳
    まで裂けたよう”な笑顔が目に浮かびます。

  • 憧れる人物 おかちん さん HomePage 投稿日:2001年05月14日(月) 22時10分
    [Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]  
    日曜日も話してたんですが、私の学生時代の憧れの人物は
    「冒険野郎マクガイバー」だったりします。「手持ちの資材と創意工夫で…!」
    まさにこれでしょ。

  • 笑顔? あいば さん 投稿日:2001年05月15日(火) 14時39分
    [Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]  
    >“口が耳まで裂けたよう”な笑顔
    いやぁ、エンジンが掛からなかったときは“この世が終わったような”悲しい顔をしていたと思います。が、原因が自分の推測したとおりで、なおかつ“有り物”で応急処置が出来てしまったときなど、おそらく“口が耳まで裂けたよう”な笑顔をしていたでしょう。

    >有り物で切り抜けるテクニック
    そうそう、今を去ること15年前にこれを教えていただいたのが、ほかならぬ三十郎さんでしたよねぇ…(遠い目)。

    …別スレですが、なんだかスバル360スレは名スレに成長中ですな。

  • 師匠の師匠は三十朗さんでした。 おかちん さん HomePage 投稿日:2001年05月16日(水) 02時25分
    [Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]  
    そういえば、この手の話で記憶に残る一番古いものは「タバコの銀紙」ですね。
    ジープの切れたヒューズにタバコの銀紙を巻いて何とか帰ってきたという逸話。
    うーむ、美しい(遠い目)

    >名スレッド
    HTML化成功の暁に、名スレッド投票とか、やってみましょうか(^^)

  • やはり継続は力 三十郎 さん HomePage 投稿日:2001年05月16日(水) 10時55分
    [Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]  
    車に限らないんでしょうけど、触れ続けていることが技術の維持・進歩に重要だなぁと思わせる
    お話ですね。
    当時の我が愛車J3Rは『電気?通ってりゃ良いんだろ』的な車でしたねぇ。バッテリージャンプも
    ブースター1本(マイナス側はバンパー摺り合わせ)で出来たし。今の車は複雑すぎて何が何だか...。
    しかも昔は管ヒューズだったので、あんな芸当も出来たんですが、今の板ヒューズでは無理なん
    だろうなぁ>煙草の銀紙